top of page

今週の一曲 過去の履歴

天手古舞 by みみめめMIMI

2015/11/12

KOBAS

2015年11月17日発売予定、5thシングル。「アニサン劇場」OP。

CDはAmazonと会場限定販売で、itunesその他で先行配信(moraではハイレゾも配信)。

作詞・作曲は変わらずVoのタカオユキ、サウンドプロデュースは野間康介(agehasprings)。

PVはC/W「相対性テレパス」でコラボしているクリエーター・まふもふの映像担当まふてる。

 

「和ポップ」をテーマにしたナンバーだが、整った曲展開の多いみみめめMIMIの楽曲の中で、

言葉数の多さ、サウンドの多様さと目まぐるしさは一線を画す出来になっている。

殊に中間パートにおける和太鼓・タカオ自身のピアノ・スラップベースとドラムのアンサンブルは

今までと印象を大きく変えている。

しかしながら、捻くれていないがフックに富むメロディライン、キレイにまとまった全体の展開は今まで通りで、キャッチーなコーラス、瑞々しい歌声も不変の価値を描いている。

つまるところ聞き所と遊び心にあふれながら軸はブレていないわけで、今回も実に納得の出来、

と言っていいだろう。

 

みみめめMIMIといえば視聴覚ユニット、ということで、今作では目担当ちゃもーいのイラストを

フィーチャーしたアニメーションによるリリック・ビデオが復活している。

目を引かれる面白さもさることながら、時折昭和ライクな表情を魅せるイラストと、

文字を通して訴えてくる歌詞世界に胸を惹かれる作品となっているので、

もし配信で音を買っていたとしても一見の価値あり。

 

チェンメン天国(パラダイス) by 風男塾

2015/11/05

2gari

2014年1月発売の風男塾の12thシングル。

 

作詞:はなわ/作曲:はなわ・大智/編曲:成田忍

ほとんどがセリフで構成された曲なのだがキャッチーな楽曲が秀逸すぎて、あまりその事を気づかせない。あらためて考えてみるとダウンタウンブギウギバンドの「港のヨーコヨコハマヨコスカ」にも通じる王道歌謡な訳で非常によくできている。オリコンウィークリー4位という結果も納得。

エンターテイメントを追求したダンスの振付とMVにも注目(振付はJunko☆さん。MVディレクターは福居 英晃さん)。男装アイドルという変わったコンセプトが関係なくなるくらい病み付きになる映像作品として後世に残るものとなっている。

Don't Change Your Mind by 浜田麻里

2015/10/15

KOBAS

1983年発売の2ndアルバムから。
プロデューサーである樋口宗孝(LOUDNESS,R.I.P)自身の叩く激しいドラムに包まれた、
ハイスピードなヘヴィ・メタルチューンに仕上がっている。
イニシャルがH.Mであるという触れ込みで売りだされた幾多のメタル路線アイドルの中でも、
その抜きん出たハイトーンは未だ色あせず、聴くものの度肝を抜く。

樋口宗孝のプロデュースを離れた後、ポップヒットを出したり(Return To Myself)、
メタル以外のジャンルに挑戦したりという過程を経ながら、近年はヘヴィメタル路線へ回帰し、
昨今また百花繚乱の女性メタルボーカルシーンにあって、
「女性メタルボーカルの頂点は浜田麻里」という評価を不動のものとし続けている。

決して"あの頃の""全盛期"のでないことが彼女のすさまじいところであり、
活動開始から30年経った今もSUMMER SONIC、そしてLOUD PARKとフェス出演を重ね、
来年初には高崎晃(G,LOUDNESS)らを迎えた新譜の発売が決まっている。
発売後32年経った今もこの曲をほぼ衰えなく歌えるわけだから恐れ入るという話だが、
ヘヴィ・メタルの祭典にあって、アカペラを交えたステージを違和感なくやりきれる時点で、
文字通り「次元が違う」のだ、と。

消えて、白雪姫

by 放課後プリンセス

2015/10/08

2gari

2015年10月28日発売のメジャーデビューシングル。

これまでの放プリからは想像できないダークな世界観をもった曲。

衣装やタイトルからもわかるとおりグリム童話の「白雪姫」をモチーフに

嫉妬や怒りの感情を歌に織り込んだ作品となっている。

作曲はもちろんサウンドプロデュースをてがける石谷光氏によるもの。キャッチーなメロディを書かせたら当代一のメロディメーカーによる旋律にに最新型のアレンジメントが加えられた勝負の一枚。どこか懐かしさを感じさせる哀愁のメロディは一度耳にすると残ってしまう。シンセベースの刻まれるイントロからして80年代後期の欧州ダンスミュージックを思わせる美しさと最新型のEDMな味付けも見え隠れしている。ライブでのダンスパフォーマンスにも大注目。

Singularity by Vorchaos

2015/10/01

KOBAS

2015年7月発売の3rdミニアルバムから表題曲。
ゴリゴリのヘヴィネスサウンドの印象を覆した、キャッチーなミドルナンバーとなっている。
クリーン/スクリーム双方で屈指の実力を誇るJUN(Vo)が歌い上げる美しいコーラス、
一方で疾走感のあるAメロでは小気味良いスクリームを見せ、バンドの二面性を鮮やかに描き出す。
他方メタルバンドらしい演奏の充実も見事の一言で、泣きのギターソロや魅せるトーンの美しさは
ヘヴィロック好きのみならず、オーセンティックなヘヴィメタル・リスナーも惹きつけている、
幅広い客層からの支持を伺わせる一曲となっている。

NLDMX9Daysでは8日目に2マン(w/激情めたりっちぇ)のトリを務め、
メジャーバンド相手にも引けをとらない存在感で全く異なる客層を興奮の渦に巻き込んだ。
11月には同じ吉祥寺Crescendoでワンマン、そして激ロック主催のTO THE RATS AND WOLVES来日公演
への出演と、ヘヴィメタル/ヘヴィロックの枠組みを超えて活躍が期待される。

bottom of page